エネルギーソリューションサービス

地球温暖化防止への取り組みが世界的な規模で進むなか、建物の省エネルギー対応を求める声が高まっています。また、建物のライフサイクルコスト(LCC)のうち、約20%を占めるのが光熱費であり、コスト面からも省エネの取り組みが必要とされています。
当社では、建物維持管理会社としての豊富な経験と実績をもとに、計測技術や制御技術など、最新の省エネ技術を活用して、省エネ診断をはじめとした総合的なサポートを提供。お客様の抱えるエネルギー問題の解決をお手伝いします。

省エネルギーの着眼点
省エネルギーの着眼点

省エネルギー診断

省エネルギー診断当社は、お客様から寄せられる“建物の省エネルギー”に対するご要望に、トータルにお応えする提案フローを整備しています。「省エネ診断」「改善提案」「改善策の実施」「運営・管理」の4つの工程を1つのサイクルとし、各工程に関する豊富な実績とノウハウをリンクさせることで、確かな効果をもたらします。

省エネルギー提案フロー
省エネルギー提案フロー

簡易診断

電気、ガスなど建物で使用されるエネルギーごとの消費データを収集し、そのデータをもとに効果の高い省エネ項目の抽出と効果を試算します。

  • エネルギー消費原単位評価
  • エネルギー消費特性分析
  • 省エネルギー策検討
  • 簡易診断報告書

詳細診断

抽出された省エネ項目に基づいて、設備の運転の実測データなど、詳細なデータを収集。建物のエネルギー消費状態を正確に把握すると同時に、各種シミュレーションとの併用で改修後の省エネ効果予測の精度を高めます。

  • 詳細診断計画
  • 機器運転状況実測調査
  • 省エネルギー効果予測
  • 採算性評価
  • 詳細診断報告書

改善提案

診断の結果をもとに、設備計画、運用などさまざまな点から問題点、改善項目を詳細に検討し、省エネルギー策の実施計画・設計をします。また、投資効果の予測、環境への影響評価などをもとに、最適な改善策を提案します。

  • 省エネルギー策実施計画・設計
  • 運用体制検討
  • 資金調達
  • 環境会計評価

実施・検証

工事管理:建物を稼動させながら工事を実施するなど、お客様の要望に応じて最適な施工プランを計画・実施します。

  • 改善工事
  • 竣工

運営・管理:工事後の設備を運営します。このほか、省エネ効果を最大限に実現するためにサポートします。

  • 改善効果の検証
  • 運転・管理
  • エネルギー調達のアドバイス

省エネ法への対応支援

省エネ法の改正によって工場はもとより大規模オフィスビルなどすべての業種において将来的な省エネ計画(中長期計画)の作成・提出と定期報告などが義務づけられるようになっています。また、同法ではエネルギー管理が強化され、エネルギーを使用する事業者のすべてに対し、次の事項が求められています。

  • エネルギー管理員、管理士の選定(一定規模以上)
  • 管理標準の設定
  • 定期報告書の提出
  • 中長期計画の立案・報告(1種の場合)

当社では、エネルギー管理士を全国に擁しており、定期報告・中長期計画・管理標準などの作成を支援します。